同居猫同士の喧嘩について

猫ちゃんを多頭飼育している場合、時たま問題となるのが、猫ちゃん同士の喧嘩です。
猫ちゃんは一度喧嘩をすると仲直りが困難なことも多く、慎重に対応していく必要があります。

今回は同居同士で喧嘩をして、怪我をしてしまった猫ちゃんの症例です。

同居猫同士の喧嘩の症例

症例は8歳と7歳の猫ちゃんで、喧嘩をした後からお互いをずっと威嚇しあって目が離せなくなったとのことでした。
喧嘩が急に起きた場合、何かしらの疾患(疼痛や内分泌疾患など)がある可能性もあるため、それらの検査を行い、問題ないことを確認した上で、行動学的要因がないかを問診していきました。
猫ちゃんの場合、転嫁行動からの喧嘩が多いと言われており、今回の場合もその可能性が高いため、環境や飼育上の改善・指導と不安を和らげてあげる治療を同時に行いました。

時間の経過とともに猫ちゃん同士の仲も改善され、一緒にいても喧嘩をしない状況に戻ってくれるようになりました。

猫ちゃん同士の喧嘩は、最初の対処が非常に重要になってきます。そこで対処を誤ると関係の修復が難しくなることもあります。
もし、家にいる猫ちゃんが喧嘩をしてしまい関係修復が難しいと感じた場合はすぐに動物病院にご連絡ください。

執筆担当:院長 渦巻浩輔

この記事を書いた人

渦巻浩輔

2013年大学卒業後、埼玉県坂戸市のブン動物病院で4年間の勤務医を務め、犬や猫、エキゾチックアニマルの診療に携わる。2016年からは東京都の小滝橋動物病院グループに勤務し、CTやMRI、心臓外科、脳神経外科を始めとした高度医療施設に身を置き、2019年からは同動物病院グループの市ヶ谷動物医療センターにてセンター長を務める。高度医療に携わりながら地域の中核病院として診療を行なった。2022年11月、東京都板橋区赤塚に成増どうぶつ病院を開院する。日本獣医循環器学会・日本獣医麻酔外科学会・獣医アトピー・アレルギー・免疫学会・日本獣医エキゾチック動物学会所属。特に循環器・呼吸器の診療を専門とし、心臓病についてのセミナー講師も行っている。